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 第6回 その2)・・東大寺鎮守の手向山八幡宮を訪ねて
手向山八幡宮拝殿・アイコン 訪問先  手向山八幡宮・・・豊前、豊後以外で最初に勧請された八幡宮 〔H19/3/3()〕
所在地  奈良市雑司町(奈良公園内)
交 通  最寄り駅:近鉄奈良線「近鉄奈良」駅
所縁の地  宇佐市
 東大寺鎮守として大仏開眼の折に建立された。豊前豊後以外の土地に最初に勧請された八幡宮である。
 三月堂のすぐ南側に現在は位置しているが当初はもっと南側にあったとされている。聖武天皇(701〜756)の発願により大仏建立が計画されてから材料の金、銅が不足し、中国にそれを求めなければならない事態を迎えた時、宇佐八幡宮がわが国の天神地祇を総動員して協力すると託宣を下し、その通り、豊前香春から銅が、東北から金の産出、献上があり、大仏は完成されました。手向山八幡宮の鳥居・アイコン
 「このたびは幣もとりあえず手向山、紅葉の錦、神のまにまに」という菅原道真の百人一首の歌でも有名である。
 この神社の境内、及び三月堂の近くに大仏建立千二百五十年祭の折に宇佐八幡宮の神輿が訪問したことを記念した「イチイガシ」(奇縁だが宇佐市と奈良市の市の木)の木が記念に植樹されている。なお、奈良市と宇佐市は現在友好都市となり、交流を行っている。  (S.M)
 当日の訪問地 (はクリックで拡大)

周辺マップ / 別ウィンドウ
手向山八幡宮拝殿
手向山八幡宮拝殿
一の鳥居と神社名の石碑

東大寺の東、三月堂の
南に鎮座する


参加メンバーはお祓いを
享けた後、権宮司より
由緒の説明を賜わる
権宮司よりご由緒の説明を頂く!
 
境内(本堂左)にある文化財指定の狛犬
權宮司を囲んでの集合写真→クリックで拡大します!
權宮司を囲み本殿前で集合写真


この春日山一帯の文化財等は
ユネスコにより世界文化遺産の
認定をうけた。右は認定証
 
境内(本堂左)にある文化財指定の狛犬
春日山一帯の文化遺産が、ユネスコの世界遺産に登録された→クリックで拡大!
当日拝見したユネスコの
認定証 (現物)

 ご由緒 (境内に掲げられている案内板より)
 この手向山八幡宮は、奈良時代聖武天皇が大仏の造営をされとき、これに協力のため749(天平感宝元)年に宇佐から八幡宮を迎え大仏殿の近く鏡池(八幡池)の東側に鎮座したのに始まる。そして以後東大寺を鎮守したのである。
 鎌倉時代の1250(建長2)年に北条時頼によって現在地に遷座した。

 祭神は、応神天皇、姫大神、仲哀天皇、神功皇后、仁徳天皇

 祭礼は、転害会(テンガイエ)と呼ばれ10月5日に行われる。これは宇佐から遷宮のとき、
     東大寺転害門から入られたことに起因すると伝えられ、転害門をお旅所として神輿が出る。
     この他、お田植祭がある。節分の日に行われるが古い能楽の形式を残しているといわれる。

 手向山八幡宮には、境内社(県指定文化財;江戸時代)、住吉社本殿(重要文化財;鎌倉時代)、宝庫(重要文化財;奈良時代 校倉)、唐鞍(国宝;鎌倉時代)、狛犬(市指定文化財;鎌倉時代)など18件の国・県・市の指定文化財がある。

  立絵馬由緒・・・当日お土産に頂いた黒馬の絵馬(右下写真)について
 ・・・前略・・・
 さて、古来より大事を祈り、叉雨や晴天を神に祈る時、黒馬や白馬など生馬を奉納してきました。やがて土馬や木馬へ、さらに板立馬そして板絵と人々の暮らしと深い関わりをもちながら変化してきました。
 手向山八幡宮 立絵馬は、現在全国の社寺に奉納される絵馬の古い形式のものを今日に伝えております。その図柄は、御祭神の応神天皇が殊に寵愛された『あつふさ』という黒馬に八幡宮御神寶当日お土産に頂いた黒馬の絵馬
唐鞍(カラクラ)』の馬飾りを簡略化したものです。
 唐鞍とは『延喜式』左右馬寮(ソウユリョウ)の項に『蕃客乗騎唐鞍』とある様に本来は唐使など来朝した外国の賓客に対する応接用餝馬のためのものであり、やがて天皇の践祚、即位の儀である大嘗祭の御禊の際、御幸、勅祭の儀に参向の勅使が騎乗するところとなりました。平安時代後期には、祭神遷座の馬具として多用される様になりました。現在、御祭神である八幡三神遷宮の祈りにしつらえられた三具の唐鞍が伝わっており、現存する最古の遺品で国宝に指定されております。手向山八幡宮 神主謹記
  周辺散歩
宇佐市と奈良市の市の木「イチイガシ」 二月堂 出番を待つお松明
 訪問当日、二月堂はお水取りの
行事の準備に追われていた

 右は、これから今晩の出番を待つお松明

宇佐八幡神輿東大寺御神幸記念樹の
イチイガシ(於て;二月堂西駐車場)

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